離島で生活する場合の心得

離島で生活することが決まったために、不安を感じるケースが見受けられます。快適に暮らせるよう、いくつかのポイントを心得ておきましょう。まず、離島は鉄道が整備されていなかったり、バスの本数が少なかったりして、公共の乗り物を使いにくいという特徴があります。島内の移動に不自由な思いをする場合も考えられますので、自分で交通手段を確保しておくことが大切です。
車を用意しておく方法は有効ですが、結婚しているなら保有台数に気を付けましょう。職場へ向かうために車で通勤したり、子どもの送り迎えのために利用したりすることもありますから、運転する人の数だけ車を購入しなければいけない可能性もあります。また、ガソリン代を節約したいなら、自転車を準備しておきましょう。天気のいい日は自転車で通勤するようにすれば、健康にも好影響をもたらします。このように、複数の交通手段を用意しておくことが重要です。
なお、離島では本州からフェリーや飛行機などによって、生活に必要な物資が届けられる方法が多くあります。そのため、台風や豪雪など天候によって物資が途切れてしまう危険性があり、いざというときに不足しないよう注意しましょう。特に、食料品や消耗品など、生活の必需品を十分に確保することが大事です。長期間の保管が可能な乾物類や缶詰、レトルト食品を余分に買いそろえておけば安心できます。そのほか、ティッシュペーパーやトイレットペーパーも切らさないように心がけましょう。